2009/03/15

未だにポルトガル語が話せない!?

帰国まであと1ヶ月ちょっととなりましたが、ブラジルで1年弱過ごしました。
ところがあまりポルトガル語が上達していない?ようなのです。
結構たくさんの人と話したり勉強も頑張ってきたつもりですが、なぜなのでしょうか?

これは僕がサンパウロの人と同じ発音でポルトガル語を話すからだと思われます。
日本でポルトガル語の勉強をしたときはもちろんサンパウロの発音で勉強しました。
やっぱりブラジルで1番話されているのはサンパウロの発音ですし、地方のテレビを見てもサンパウロの発音で放送されています。
あとそれから僕は帰国してから日本にいるブラジルの人たちに関わっていろいろと活動をしていきたいと思っています。
だからレシーフェで話されている訛りを真似して、ポルトガル語をしゃべるときに変な癖がついたら日本に帰ってから困るだろうと思ったんです。
外国人が流暢な日本の方言を話していたりしたらおかしいですもんね。
それと同じで日本人がブラジル北東部の訛りで話していたらおかしいはずです。
特に日本にいるブラジル人の大半はサンパウロ出身の人が多いので、帰国後のためにもサンパウロの発音やイントネーションを常日頃から使うようにしています。
ところが、これがレシーフェの人たちにはあまり気に入ってもらえないんですねぇ。

例えば、「えぇー!」とか「マジで!」という表現をポルトガル語でノッサ!"Nossa!"(私たち、という意味なんですけど、これはノッサ・セニョーラ!"Nossa Senhora!"の略でノッサ・セニョーラとは「私たちの聖母」つまり聖母マリアを指しているんです、日本語にしたら「あぁ!マリア様!」みたいな感じですかねぇ、ブラジルはキリスト教の文化が非常に強い国ですから)というのですが、こちら北東部ではオシェンティ!"Oxente!"とかオッシ!"Oxe!"といいます。
サンパウロでオシェンティ!といったりすると笑いの対象になってしまうので僕はこれまで1回もいったことないんですけど、レシーフェの人には「お前がオッシ!っていうところ全然見たことないよ、なんで都会気取りでサンパウロのしゃべり方するんだ」といわれたことがあります。
いや、だって日本に帰ってから困りますから…。

なので「全然ポルトガル語上手くないよ、だって北東部の発音ができないんだから」といわれることもしばしば。
以前にブラジル人は非常に地元好き、地元が1番だという記事を投稿しましたが、全くそれと一緒で「ここで話されているポルトガル語が正しい」と思っているんです。
僕と話しているとときどき「えっ?何それ?」といわれることがあるんですが、紙に書いてみせると「あー、それかぁ、それはこうやって発音するんだよ」と教えられたこともあります。
ポルトガル語には標準語ってもんがないんか!と叫びたくなるくらいです。
でも、サンパウロに行ったときにはしっかり通じましたし、たくさん話もできましたよ。

語学の勉強って本当に難しいですねぇ、笑

4 コメント:

はち さんのコメント...

ブログ、たびたび拝見しております.

初めてコメントするのになんだかまじめなものになってしまい申し訳ないですが、少し気になったもので。失礼します。


「ポルトガル語が上達していない=PEにいてSPの発音でしか話さないから(PEの人には通じない)」ってロジックはどうなんでしょう。

わたしもRecifeに住んでいました。それ以前に南東部に住んでいたのでポルトガル語のベースはそちらのものでしたが、RecifeではPEで一般的な言い回し等については積極的に学びました。次の記事でご指摘の通り、PEは本当に奥が深いところだとわたしも思います。奥が深く魅力的な場所・人々からなるべく多くのことを学ぼうとするのならばPEの方言・言い回し等も理解できた方がいいですし、時には使えるぐらいの方がいいんじゃないかと思います。

無論、帰国後のことを考えてそうされているとのことなので余計なお世話なのかもしれませんが、病気じゃないんですし、「うつったら困る」ってのはあまりいい印象は与えないんじゃないかと。

広大かつ地方ごとの多様性に富むブラジル国内で、複数の土地で生活する機会があるのであれば、土地ごとのものを出来る限り吸収するのが外国人としてブラジルに接する際に一番ニュートラルな姿勢なんじゃないかとわたしは考えています。

方言と呼ばれるものの存在する日本の地方都市に来た留学生が、国語の教科書のような標準語を話すだけだったら、本当に地域にとけ込めるでしょうか。

わたしはサンパウロの発音は使いませんが、日本にいるブラジル人の人たちとのコミュニケーションでそのことに負い目を感じたことは一切ありません。重要なのは、話す内容と伝える気持ちかと。

比較言語学をやる訳でもなく、日常の会話+αで外国語を学ぶ場合には、発音うんぬん(もちろん基本的なことは抑えないとまずいですが)よりもどうコミュニケイトするかということ自体を考えた方が総合力に繋がるのではないかと。

長々と、すみません。


残りのPE生活、安全に充実した日々を過ごされますよう、帰国後のご活躍とともにお祈り申し上げます。

失礼いたしました。

Takanori Kurokawa さんのコメント...

どうもご指摘ありがとうございます。
僕の意見はこうです。

これまで数々の師にお世話になってきたのですが、僕が尊敬している先生方は口をそろえて「敬語や丁寧な話し方はきちんと身に付けておくべきだ、丁寧に話ができる人は損をすることはない」と教えてくれました。
もし初対面の人に対して若者の言葉、隣近所の人と話すのと同じように、または方言などで話しかけたらイメージダウンに繋がると思います。
なのでやはり標準語に近い話し方を学ぶことは大事だと思っています。
この標準語というのもサンパウロを基準にするかどうかで大きな違いが生まれますが。
仮に地方に留学に来た外国人が標準語しか覚えれなくても損をすることはないでしょう。
むしろ、きれいな日本語を話せるんだな、という印象すら与えるのではないでしょうか?

もし一生ここで生活しようという考えで来たのであればすでに北東部の訛りを真似しているでしょう。
記事には書き込みませんでしたが、なにもかも北東部の話し方、言い回しなどの真似はしてません、というわけではなく日常的に使ったりもしていますが(Macaxeira,Muriçocaなど)
他州からこられたお客さんや友達と話すときはその地に合わせた言葉を選んだりもしています。
負い目に感じることは何もありませんし、サンパウロの友達が「ノルデスチなんて何もないド田舎でしょ?訛りもキツイよね」とからかってきたら「サンパウロにはないものがたくさんあるすごくいい所だよ、訛りも音楽を聞くとキレイに聞こえるし」といろいろ話したりもします。
こちらの訛りを真似していないから地域に溶け込めないと思ったこともありませんし、ファヴェーラや音楽などは長年こちらに住んでいる人たちよりも深く関わらせてもらっています。

僕がコミュニケーションをとりたいのはブラジル全土の人たちであって、どんな人に会ってもおかしいと思われないようにするのに、標準に近い発音や言葉遣いをするのは非常に大切なことだと思います。

長くなってしまい、申し訳ありません。

はち さんのコメント...

素早い返答、ありがとうございます。

上手く伝わっていなかったのかもしれませんが、わたしが上記コメントで言いたかったのは、PEかSPかという二者択一ではなく両方とも学び身につければいいのではないかということです。どちらかを貫くからどちらかを切り捨てるというレベルの話ではないだろうと思ったのでコメントした訳です。聞かなくてもいいと意識した音は驚くほど入ってこなくなるようですし。

逆に、PE(あるいはその他の地域)特有の言い回しだけを学べと言っているわけでもありません。あくまでも基本的な文法やいわゆる標準語的用法を身につけた上で(方言等を語る上では当たり前だと思っておりました)、オプショナルにSPなりPEの方言、その他特有のものをカヴァーすればいいということです。通訳、翻訳の作業をするときには特にそいういった幅の広さも必要になりますので。


別に批判がしたくてコメントしているわけではありません。ただ、ある時点で何かをくくってしまった時点で少なからず切り捨てが生じます。果たしてそのようにくくるに足るだけ自分は知っているのかということを常に意識され慎重になられた方がいいのではと思いコメントしたまでです。

失礼いたしました。

Takanori Kurokawa さんのコメント...

そうですね。
僕自身、自分が本当に気に入ったもの、役に立つだろうと思ったもの、好きだと思ったものにはとことん追求したいというタイプなんですが、反対に必要性をあまり感じないものには本当に無関心というか気にもかけません。
無意識のうちに切り捨てていってたんでしょうね。
今までそうやって通ってきた分は取り戻せませんが、いろいろ考えてやってみます。
こちらの生活では語学以外にも様々なこと学べましたから、やっぱりレシーフェに来てよかったと思います。